東京ドームという場所

私が東京ドームに立つKAT-TUNを初めて見たのは2006.5.13でした。
デビューツアーのオーラス前日で、田口がフライングで泣いちゃった日。
デビューしたばかりにも関わらず、東京ドームという空間を完全に自分たちのモノにしていた。私はその日、“東京ドーム×KAT-TUN”に魅せられてしまった。
それ以来、毎ツアー、東京ドーム公演には最低1回は参戦するようになりました。
そして「ドームに住みたい」「宝くじかtotoが当たったらドーム買い取ってかつんに好きなだけライブさせるんだ♪」「私はある意味ドーム担」が口癖のヲタクになりました。

デビューからもうすぐ10年。
いまや KAT-TUNのホームだ、と言われるまでになった東京ドーム。メンバーもそう思っていたはず。特に田口は。

そんな大切な大切な東京ドームのステージで、あの日君は何を思って涙を流していたの?

2015.5.10
田口があの日以来涙した。

これに関しては、いくつか前の記事(10周年に向けての9周年)(PC開く気力がなくスマホからぽちぽちしてるのでリンク貼れなくてごめんなさい)でも少し触れています。
何故かわからないけれど、あの田口の涙を見て、もう怖くて怖くて仕方なかった。今度は田口がいなくなっちゃうんじゃないか。グループに関わる何か大きな出来事が起こるんじゃないか。何もないならどうして今泣くの?と。
アンコールでは、涙が止まらない田口の肩を励ますように中丸が抱くし。何なんだよ市ヶ谷!

そしてその恐怖は中丸の最後の挨拶で更に大きくなった。

ダブルアンコールが終わって帰ろうとするメンバーに、「えーっ!!!」と駄々をこねる私たち。仕方ないなぁ(苦笑)とステージに残ってくれるKAT-TUN
いつもの光景。
そう、こんなのいつもの光景だった。
「またKAT-TUNファンの悪いクセが出てるぞ」っていつものようにちょっと嬉しそうに、誇らしそうに呆れてたじゃん。
でも話し出した中丸は妙に低い声とテンションで「決してネガティヴな気持ちではなく…」なんて言うし、亀はそんな中丸の言葉を遮るし。
「お爺ちゃん話長くね?」ってさ、そんなに長くなかったし私は最後まで聞きたかったよ?亀梨くん。

こんな流れで何も疑うな、という方が無理じゃないか。特に過去2回を経験してきた私たちには。いくらでも疑って不安になる要素があったよ。トラウマなの。あの日に至るまでの何もかもが。

楽しかったライブだったのは間違いないけど、不安で不安でたまらなくて外に出てからしばらくTLを眺めてた。私だけが不安だったのなら何も気にしなくていいのにな、と。
結果は半分半分ぐらいだったかな。入った人はやはり田口の涙に言及していて、でも想像する理由が違ってた。
「3年ぶりのドームに感極まっちゃっただけだよ」
「前回のドームにはこきたんがいたなぁ、って、色々思うところがあったんだろう」
「田口どうした何があった」

私はとにかく安心したくて、久しぶりのドームに感極まった説で自分を納得させて、飲みに行ってぐちぐち言ってから帰路につきました。
まぁ帰り道で結局友達(notジャニヲタ)相手に号泣したんですけど。

そんな私の不安が、的中してしまった2015.11.24。
こんな勘の鋭さいらないよ。
今回だけは杞憂に終わって欲しかった。
今更何を言ってももうどうしようもないのだけどね。

田口くん。
あの日、君は最後だと思って涙を流していたんだね。
大切な東京ドームのステージに大好きなKAT-TUNとして立つ最後の日。
どんな光景だった?綺麗だった?悲しかった?楽しかった?


私はやっぱりまだ、どういう気持ちでいればいいのかわからないです。
でも今はそれでいいのかもしれない。


時間をください。